令和7年度番組審議委員会
出席者
審議委員
(※順不同・着席順)- 池田輝夫 審議委員長 元南箕輪村議会議長
- 酒井高太郎 委員 伊那市秘書広報係長
- 鈴木清次 委員 箕輪町みのわの魅力発信室長
- 北原章裕 委員 南箕輪村秘書広報係長
- 小池喜志子 委員 元長野県交通安全協会女性部長
- 竹中則子 委員 元伊那市議会議員・元伊那市女団連会長
- 長田幸男 委員 令和7年度荒井区区長
伊那ケーブルテレビジョン
- 向山賢悟 社長
- 伊藤秀男 事務局:常務
- 平山直子 取締役放送部長
1 開会
2 社長あいさつ
日頃より当社の放送事業に対して、それぞれの立場の中で、ご理解ご協力をいただいていることに心から感謝を申し上げる。
当社、コミュニティチャンネルのいなテレ12、そして伊那谷FM、二つの地域メディアを通して、地域に根ざした、密着した情報発信に取り組んできている。日々のニュース、行政情報の発信、また防災・災害等の情報提供も含めて、地域の皆さんに寄り添う形で番組作りをしている。
地道ではあるが、少しずつ役割を果たしてきていると捉えている。
近年、情報を取り巻く環境は大きく変化をする中で、多様なメディアも存在しているが、だからこそ、地域の細かな情報や、顔が見える距離感での地域メディアとしての役割を果たすことが、これからもなおさら重要になってくると思う。それに取り組む上で、委員の皆様の貴重なご意見を頂戴できればと思う。どうぞよろしくお願いしたい。
3 池田委員長あいさつ
ケーブルテレビも設立から長い時間が経ち、住民の中にしっかりと溶け込み、ニュースや番組が、住民の間で話題にされている。
そういった中で、さらにより良いに番組制作に取り組み、より地域に溶け込んだケーブルテレビになっていくために年に1回、この審議委員会が開かれている。
日頃感じていること、これからどうしたらいいのかを含めて、ご意見を聞かせていただきたい。
4 自己紹介
5 協議事項
(1)自主放送年間計画の説明
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平山:今年度のトピックスを紹介させていただく。
今年度は戦後80年ということで夏に特番を制作した。放送部のスタッフは、常務を入れて13人いるが、それぞれが戦争の話題を一つずつ制作しオムニバスにして2時間の番組を制作した。1年目のスタッフも制作に携わり、制作力、技術力アップの場にも繋がったと考えている。年末にも戦後80年の対談番組を制作した。
伊那ケーブルテレビでも力を入れている番組になるが、毎月第1月曜日に生放送している月刊ワイドニュースという番組では、生放送に聴覚障害者を招き、手話通訳をつけて放送するという新しいチャレンジをした。
また、同番組では、信濃毎日新聞、中日新聞、長野日報の記者を招いて伊那市合併20年の話題を取り上げた。
今年度は箕輪町70周年で様々な取り組みを行った。そのうち式典の中継では手話通訳を常時撮影するという情報保障にも取り組んだ。
来年度のレギュラー番組の制作計画には、今年度と大きな変更はない。
来年度のトピックスは、伊那市議会議員の立候補者を紹介する番組に新たに取り組む。首長の選挙については、報道の機会が多く、これまでも丁寧に伝えてきたと思っているが、市議会議員については顔写真と名前程度しか紹介できていなかったので、どのようなお考えをお持ちなのかを紹介したい。今回初めての取り組みとなる。
今年は伊那市合併20年の記念であり、トピックスに上げたい。
また、今年は平成18年7月豪雨から20周年の節目の年となる。6月にはシンポジウムがあり収録を予定しているが、それ以外にも、特番や企画を検討しているところだ。
春の高校伊那駅伝は、今年男子が49回となる。来年が50回の記念大会になるので、視野に含めながら、番組制作していきたい。
伊那ケーブルテレビの放送については、①報道に真摯に取り組むということ。②コンクール等で入賞できるようなクオリティの高い番組を制作していくということ。③地域の皆さんにたくさん出演をしていただいて、「自分が映った」「家族が映った」そういった喜びを感じていただける番組制作、そんな三つの柱を大切にしながら、新しいチャレンジも行っていきたいと考えている。
(2)去年8月放送「戦後80年特番 次代へつなげるもの」視聴
意見・感想
※2時間番組を11分ほどに短縮編集
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池田委員長:戦争を記録した番組は、本当に数多くあると思うが、この番組は地元をテーマにしている。上の原飛行場や登戸研究所は、知識としては知っているが、番組を見ると、改めて戦争があったのだと感じると思う。私は審議委員会の中で、唯一の戦中生まれかと思う。戦争が終わった昭和20年には三歳だったので、何も記憶はないが、番組を観ていろんなことを感じる。また現在も、二つの戦争が起きているので、こういった番組を作ったことは大切なことだ。
制作には苦労も多いと思うが、スタッフのスキルアップに繋がったという話があった。こういった番組制作に、毎年取り組んでいるようだが、素晴らしい試みだと思う。
一人ずつ、感想をお願いしたい。
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酒井委員:私は、伊那VALLEY映画祭に個人的に関わっているが、先日その会議の中で、伊那ケーブルテレビは戦争以外にも様々なテーマを取り上げており、その蓄積は、伊那の映像文化の中で大事だというような話もあった。
今年も7月に開催するが、伊那ケーブル制作の駒ヶ岳遭難をテーマした番組を放映予定で、映像で伝えることの大切さ、残していくことの大切さを今の映像からも感じた。
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鈴木委員:戦争を知らない子どもたちにも伝わるような番組だと思った。
現在放送するだけではなくて、記録として今後残っていくことを考えると、非常に貴重なものだと思った。
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北原委員:伊那谷にあるテレビ局ということを前面に出していて、普段では知ることができないことを知ることが出来る。ここにいるからこそ発信できるというケーブルテレビの力を感じた。
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小池委員:地域で経験した人の話を聞くことが、一番、心に残るのだと思う。映像で残すことが非常に大事かと思う。苦労して作った番組なので、また折あるごとに、「あの日あのとき」というような番組で流してほしい。
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竹中委員:池田会長に次いでになると思うが、私は1941年の生まれ、私の母は18年に亡くなった。今なら大丈夫というような病気で亡くなったので戦争の犠牲者とも言えると思う。番組を観て胸がいっぱいになった。記録として残せたことはケーブルの貴重な財産だと思う。多くの市民、地元の人に観てもらって勉強してもらいたい。学校教育でも取り上げて観てほしい。大変貴重なものだと思う。
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長田委員:この番組は放送を観た。映像のクオリティが高いと思った。
一番興味深く見たのが、飛行場の関係。米田さんが山寺の区長を訪ねていくシーンがあったが、長時間撮影されていた。山寺の区長に「出演していたね」という話をした。地域の方が多く出演していることもケーブルの意味だと思う。
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池田委員長:こういった番組をぜひ継続して制作してほしい。
(3)自主放送番組全般についての意見・質問など
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池田委員長:自主放送番組全般、ケーブルテレビ全て全体について、ご意見をお願いしたい。
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北原委員:報道からスポーツ・芸能まで多岐にわたる番組制作をしている。南箕輪村は、地域の情報を伝えていた南みのわ新聞がなくなった。ケーブルが、地域密着で取材し映像として流していることを本当にありがたく思っている。
これからもぜひ協力して互いにいいものを作っていきたい。
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鈴木委員:3点ある。先ほどトピックスで紹介があったが、今年度、箕輪町発足70周年で様々な取材していただき感謝している。式典を生放送することによって情報発信ができ、記録としても残すことができた。10年前の60周年の記念式典も放送して記録を残してもらったが、箕輪町としても有効なものになった。行政として映像で残すのは難しく、ケーブルに協力してもらわないとできないことだった。
2点目は、プロスポーツや、地域の子供たちのスポーツを取り上げているが、今はスポーツをやらない子どもたちも多い。県内にはバスケ、サッカー、バレーなどのプロスポーツがある。もし可能であれば、ケーブルで放送してほしい。スポーツ少年団で取り上げてもらうと、子どもたちの励みになりスポーツに取り組むと思った。
3点目は、長野県協議会や、上伊那ケーブルテレビ協議会の取り組みもあるが、さらなる広域連携を進めていただくと広がりがあると思うので、お願いしたい。
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酒井委員:行政の広報で発信する立場にあるが、届いていないところもあり、ケーブルテレビの地域情報は本当に大切な存在だと思う。数十年の蓄積がある。「月ナマ」で合併20周年をテーマに取り組んでいただいた。20年前の合併当時の記録も放送されていた。行政だと難しいが、地元の記者たちの角度ある発言もあった。参考になった。
伊那市・箕輪町・南箕輪村の3市町村は定住自立圏であり、行政チャンネルについて、情報インフラ部会の中で検討して進めている。文字情報の機器を5年に一度更新しているが、費用が負担になっており、文字情報の発信は、令和8年度に廃止することが定住自立圏で決定した。
い~なチャンネルは、以前は毎週放送していたが、来年度は、隔週、26回放送になる。ケーブルテレビに限らず、様々な媒体で広報しているが、これまでより質をあげたいと考えている。
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長田委員:私は、レギュラー番組をよく見ていると思う。
昨年度事業には載っていなかったが、印象に残っているのは、平山さんが創造館の館長と出演していた飯田線の旅の番組。意外性のある番組だった。また制作してほしい。
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竹中委員:各地区にこまめに取材に来ていただいている。歳をとって町へ出かけなくなったので、各地の様子が分かってありがたい。スポーツ少年団などでは、子どもたちの様子がわかり元気をいただいている。ケーブルには私の半生を映していただいたように思っている。大切な宝だと思う。
WBC・野球を観たいと思いケーブルにお願いした。その時もすぐ来て、設置してくれた。フットワークが軽いと思い感謝している。手良を取材していただき、情報を伊那市全体に流していただければ地区も元気になる。
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小池委員:非常に小まめな番組編成を見ていて本当に頭が下がる。特に毎日のニュースについて、私はだいたい、午後5時15分、6時の放送を観ているが、観てほしいニュースがあると知人に連絡をして、まだ9時11時と放送しているからぜひ見てほしいと伝えている。ニュースを観ると、伊那管内のことは、おおよそのことがわかると周りに勧めている。
「記録する街並み」という番組について興味深く観ているが、どのように撮影場所を選んでいるのか?もう一点は、NHKのイブニング信州の中で、県内各ケーブルテレビの「ケーブル通信」という番組があるが、伊那ケーブルはいつかと楽しみにしているが、どのような頻度で回ってくるのか?
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平山:「記録する街並み」は、スタッフ12人が自分で選んでいる。過去に撮影した場所は、マッピングをしていて、それ以外を選んでいる。個人のお宅を映すことが目的ではなく地域の景色を撮影し後世に残すということをコンセプトにしている。そういった観点で、撮影場所を決めている。
「イブニング信州」は、毎週担当ケーブル局が決まっている。5分間枠の番組で各局、年に1回か2回担当している。伊那ケーブルテレビも、今年度、4月と12月に担当した。
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小池委員:記録する街並みは外部からも情報を入れてもよいか。
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平山:喜んで取材に行く。
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池田委員長:「記録する街並み」は、10年20年後に見比べたら面白いと思う。
地名がわかるようにしてほしい。
伊那市議会議員の紹介番組を計画しているという話があったが、これはよい取り組みだ。国レベルでは非常に多く放送されているが、市町村クラスになると、全く情報がない。市議候補がどういった考えを持っているか。関心のない人が多いかもしれないが、関心のある人は非常に観たいと思う。街頭演説は伝わる機会が少ない。選管との打ち合わせが必要だと思うが、ぜひ放送してほしい。
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向山社長:令和7年度番組制作の取り組みを紹介させていただいた。様々な世代に対して、様々な分野において幅広く制作している。看板番組は何かというと、日々のニュースになる。価値は何かというと、「毎日放送している」ことになると思う。社内スタッフとしては、大変な部分もあると思うが、毎日の積み重ねが、いずれ地域の財産にも繋がるので、力を入れていきたい。
戦後80年や箕輪町70周年といった地域の中での節目は、単なる年数ではなく、地域の歩みや、記録・記憶である。そういったものを番組にすることで、見つめ直す機会になると思う。今年は、伊那市合併20年、長野県150周年など、様々な節目がある。そういった「地域の歴史」、「今」を丁寧に伝えていきたい。
戦争に関わる番組作りには、昔から力を入れているが、過去に地域がどのように歩んできたのかを見つめ直し、次の世代の皆さんにしっかり伝える必要がある。ケーブルテレビとして、この地域の、記憶・証言を、丁寧に発信していきたい。
この番組審議委員会で、皆さまからいただいた貴重な意見やアドバイスが、「スポーツ少年団」や「みんなでマレット」という番組になっている。本当に価値ある場にしていただき感謝している。
テレビ・コミュニティFMともに、地域のメディアとして、地元の情報をお伝えして、この地域の郷土愛に繋がるように努力をしていきたいと思う。引き続きどうぞよろしくお願いしたい。
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池田委員長:テレビ離れ、新聞離れと言われて久しいが、我々世代は、テレビ・新聞を頼りにしている。そうした意味でも、地元の報道の一つとして良い番組を作っていってほしい。
(4)その他
特になし
6 閉会
以上

