番組審議委員会

令和6年度番組審議会

出席者

審議委員
(※50音順)
  • 池田 輝夫   委員長
  • 池田 友美   委員
  • 小池 喜志子  委員
  • 酒井 高太郎  委員
  • 鈴木 清次   委員
  • 竹中 則子   委員
  • 牧田 泰明   委員
伊那ケーブルテレビジョン
  • 伊藤 秀男   常務取締役
  • 平山 直子   取締役放送部長
  • 稲田 久人   放送課長
伊藤常務 挨拶

 テレビ業界は厳しい環境の中にあると感じているが、ケーブルテレビも地域メディアとして原点に立ちかえり、正確に迅速に地域の情報を伝えることが一番大きな使命だと感じている。昨今災害が多いので、皆様の命を守れるような機関になっていきたい。
 今日は審議会を通してそんなヒントを頂戴したい。

池田委員長 挨拶

 ケーブルテレビは、伊那市、箕輪町、南箕輪村の住民にとってなくてはならないテレビになっている。
 年に1回の番組審議委員会だが、皆さんの意見を頂きながら、さらにより良いケーブルテレビにしていきたい、それが狙い。日ごろ思っていることを発言して欲しい。

協議事項

(1)自主放送の年間計画の説明

平山部長:レギュラー番組は、「いなテレ12ニュース」毎日月曜日から金曜日までは20分間、土日は10分間、祝日を除き放送している。
「ニュースダイジェスト」「各市町村の広報番組」「JAの広報番組」「南箕輪村議会の録画放送」。福祉と健康に関わる番組では伊那市社会福祉協議会の広報番組である「きらきらふくし」、「手話で話そう」「頑張ってる人のがんばらない体操」を放送。
「ハローちびっこ」は各地域の保育園を全て回るインタビュー番組を毎週更新で放送。
「運動あそびGO!GO!」は運動保育士の先生に教えていただいている番組。
「地域の元気印!スポーツ少年団」は、この番組審議委員会の中で提案頂き取り組み始めた番組。地域のスポーツ少年団の皆さんにインタビューをしている。
「今週の教室」は毎週更新で各学校のクラスの普段の様子を流す番組。
「松尾アトム前派出所の瞬間メタル」は、高校や中学の部活動に芸人の松尾アトム前派出所さんに訪ねていただき一緒に楽しく話しをしてもらうバラエティ番組。
 お店情報では、月更新の30分番組、「素でどうでしょう」15分の「イチゲンさんどうでしょう」を制作している。どちらも飲食店や地域のイベントなどを紹介する番組。
「地域を元気に!無茶さんぽ」は、信州プロレスリングのグレート無茶さんが県内各地の見どころを紹介する番組。
「ビデオクラブ作品集」は伊那ビデオクラブさんに作品をご提供いただきまして放送している。
「エリアレポート」は、各スタッフが自分の心に残った出来事などを深く取材したものをドキュメンタリーに仕立て上げるという番組。
「宮坂七郎のいいとこ巡り」は宮坂七郎さんという地域の自然、郷土の研究家の方に様々な見どころを案内していただいている。
「GRAMHOUSE Pick up LIVE」こちらは若者向けに、ライブ活動をする県内、全国のアーティストに出演してもらっている番組。
「記録する街並み」こちらは以前は定点で撮影していたが、スタッフが歩き回って撮影し、地域の今を残そうという企画になっている。
「地域を映像で残すプロジェクト」こちらは「ざんざ節」「古田人形芝居」「中曽根の獅子舞」といった地域の伝統を4Kを中心に収録している。
「脳いきいき教室」は伊那市社協の脳いきいき教室を行っている皆さんに指導していただいている。
特番です。「小中学校の卒業式」。全校にお邪魔して放送している。
「小学校の入学式」も全ての小学校に行く予定。
 各種講演会、発表会の収録、年末年始特別番組を収録・放送している。
「私の地域~OMNIBUS JAPAN」という番組は5年目になるが、全国のケーブルテレビ局と連携しテーマを決めて制作している。
生中継番組は、「中尾歌舞伎」は春と秋の公演、どちらも生中継を基本としている。
各地域の夏祭り「みのわ祭り」「伊那まつり」「大芝高原まつり」今年も生中継を行う予定。
4月は、「南箕輪村長選挙の開票速報」を予定。
「伊那市議会」「箕輪町議会」は行政チャンネルで生放送をしている。
「月刊ワイドニュース月ナマ」は毎月1本生放送している。
「春の高校伊那駅伝」NBSさんに制作協力をしている。
「伊那ナイターソフトボールCATV杯決勝」は生中継を行っている。
来年度は箕輪町が70周年ということで記念式典を生中継で放送する予定。
長野県のケーブルテレビ局で組織する(一社)長野県ケーブルテレビ協議会で制作している番組紹介。
「まるごと信州情報ネット」は各地域の局が制作したニュースを集めて30分にして流している週更新の番組。
「信州のチカラ」は長野県の15分の広報番組。
「長野県議会へ行こう!」は県議会の5分間の広報番組。
「県議会中継」を行っている。
「県知事に聞く 県政展望」は年末に知事に来年の展望をうかがって放送。
高校野球は、抽選会から始まり、県大会は、準々決勝以上は録画だが、そこまでは生中継することができるようになっている。来年度も生中継する予定。
新しい取り組みとして「高校野球支部交流戦」という新人戦を兼ねた交流戦があるが、こちらは去年から生中継を実施。
「信州大学との連携事業」「県立歴史館連携事業」「長野県縦断駅伝(生中継)」
「アンサンブルコンテスト」「長野県知事杯争奪プロ・アマドリームトーナメント」
「バレーボールVC長野ホームゲーム(生中継)」「長野県戦没者追悼式(生中継)」
「チアリーディングダンス選手権大会甲信越大会」の番組制作に取り組んでいる。
 上伊那ケーブルテレビ協議会は、駒ヶ根市のエコーシティ・駒ヶ岳、辰野町のほたるチャンネル、メディアネットワーク、伊那ケーブルテレビジョンの4局で組織している。
「高校の卒業式」は上伊那ケーブルテレビ協議会の事業。
「伊那北高校・伊那弥生ケ丘高校音楽会」「上伊那高校演劇発表会」「ケーブルテレビ杯ミニバス大会」「ケーブルテレビ杯少年サッカー」「上伊那少年野球連盟6年生大会」「上伊那郡縦断駅伝」の収録のほか、番組交換を行っている。

池田委員長:ありがとうございました。盛りだくさんの取り組みだと感じた。
次は第44回地方の時代映像祭のケーブルテレビ部門の優秀賞を受賞した番組「731部隊 最後の証言」を見てもらい、番組の感想に合わせケーブルテレビ全体へのご意見を賜りたい。

(2)第44回地方の時代映像祭 (2024年11月)ケーブルテレビ部門優秀賞
「731部隊 最後の証言」視聴 意見・感想

~29分番組「731部隊 最後の証言」を約10分に再編集したものを視聴~

池田委員長:私は戦争の経験はないが、生まれたのは戦時中。
731部隊は、名前は知っていたが、こんなに身近にあったのだということを、番組を見て感じた。
この番組もですが、伊那ケーブルテレビは毎年のように受賞されている。
番組への感想、またケーブルテレビに対し、日頃感じていることも含めてご意見を頂戴したい。

酒井委員:報道はもちろん、スポーツ、芸術文化と多岐にわたる番組を作られている。伊那市主催の事業も取材してもらうことで、会場に来ることができなかった方に伝わるような番組を作っていただいてありがたいと思っている。
 伊那市としても毎年市報では平和について特集しているが、今、証言される方も少なくなるなかで、貴重な証言を丁寧に時間もかけて制作されていることに敬意を表する。また、これが市民の皆さんに届いて平和への思いが伝わればいいと感じた。
 伊那市も様々な事業を来年度予定しているので、取材や伝える部分でご協力いただければ。

鈴木委員:来年度が戦後80年、また昭和100年である。箕輪町は70周年という節目の年。博物館でも、昔の映像が見つかり講座の中で活用したところ、町民の方から喜ばれた。戦後80年、昭和100年といった区切りとなる映像を番組で放送していただければ視聴者の方も増えると思う。

池田委員:子どもから、高齢者まで観る番組が作られているのでこれを継続してほしい。
私もレギュラー番組は毎週観ているものもあるので、面白いと思うものはやはりどの方にとっても面白いのではないか。中学生や、高校生、学生に見てもらえるような違った角度からの番組も作っていただけたら。

小池委員:今見た優秀賞をもらった番組を広く放送していただければよいと思う。
戦後80年という節目の年で、父親も戦争に行ったので写真等がたくさんあるし話も聞いていたので身につまされるような気がした。戦争をテーマにしたものは非常に反響もあるので是非取り組んでいただければありがたい。
 昨年マレットゴルフの取材をしていただいた。来年度はどうなるのか。

平山部長:計画表から落ちていた。
継続する。

小池委員:皆さんとても喜んでいたので、よろしくお願いしたい。

竹中委員:私もケーブルテレビには議員時代にも大変お世話になった。現在は、外出もなかなかできないので、議会中継はありがたく思っている。
高齢になると情報が少なくなる。ケーブルテレビのおかげでこの伊那市内外の情報をキャッチできるのでありがたい。
今、卒業式の放送をしてもらっているが、孫が卒業を迎える。式場に行くわけにはいかないので、テレビ画面をカメラで撮って写真にしたりしている。
伊那谷の情報の拠点として、また文化を放送する拠点として多くの皆さんが関心を持つような番組を作っていただければ、私たち高齢者も元気になれるかと。
 市議会、行政についても、関心を持って観させていただいている。

牧田委員:ケーブルテレビにはいつも地域の行事等を取材していただき本当にありがたいと思っている。
 どこの地区も抱える課題だと思うが、役員のなり手がなく、地区の行事の参加も人が少なくなっている現状がある。行事などをテレビで流していただくことで意識の啓蒙にもなっているかと思うので引き続きお願いしたい。
 先ほど731部隊の番組を見させていただいた。映像で見るとインパクトがあると感じた。
 伊那谷でいうと、ご存じのように登戸研究所も地域に存在していたので、今後取り上げれば面白いと個人的に感じた。

池田委員長:ありがとうございました。
 特に去年からはFM放送が始まったので、少ない人数でよくやっていると感じている。
 伊那市、箕輪町、南箕輪村で唯一のテレビ、ラジオでほかにないので、今日出た意見を参考に、より良い番組づくりをお願いしたい。

伊藤常務:貴重な意見を頂いた。100%実現することは難しいかもしれないが、毎年ご意見を頂戴したなかから実施できる部分は実施するということでがんばっている。
 SNSとかフェイクニュースなどが取り沙汰されるなかで、信頼できる地域メディアの発信者として責任と自覚と、地域に寄り添ったケーブルテレビでありたいと思っているのでこれからも引き続き叱咤激励をよろしくお願いしたい。
 古い映像の活用を、というアイディアもいただいた。約20年のアーカイブ映像がある。10年ひと昔ということで、過去の映像の使い方についてもヒントを頂いた。

池田委員長:本日の審議はこれで閉じさせていただきます。ありがとうございました。


以上
ページの先頭へ